しの笛の音譜の読み方

篠笛の音符は数字譜 (すうじふ) で記述された記譜法です。
基本的に、右小指側から左手側に向かって、指孔を1個、2個 と開けていき、「一,ニ,三,四,五,六,七」と数えます。(呂音の表記)それで「一ニ三四五六七」で出る音が「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」と同等の音となりますので、数字で音を書き表しています。
数字譜で、低音を漢数字、高音をアラビア数字で表記する方法は篠笛独特の方法です。1、2、3、4、5、6、7、8等(甲音の表記)

篠笛で半音を表記する場合、メリ音とカリ音を 「メ」、や「カ」と数字の右上に書きます。
・#は基本音から半音上カリ音、
・bは半音下のメリ音の意味を表します。
・数字譜の0は、七の半音下がった音、または甲音の7の半音下がった音
詳しくは「しの笛運指」をご覧ください。

また、メリ音やカリ音を出すには、同じ音でも指を替えてメリ(音が低め)カリ(音が高め)を表現したり、同じ指使いでも顎を引いたり(音は低め)出したり(音は高め)して、音の高低を調節して表現できます。ただし、この方法では楽器による差もあり、自分の耳で判断して音を出す必要が有ります。

PAGE TOP