移調して篠笛を吹く方法

しの笛」の演奏方法 (調を変えて吹く)

調を変え篠笛を吹く方法
篠笛は筒音の音が一番その笛で出せる低い音です。いざ篠笛で笛を吹いてみようとした時、この筒音より低い五線譜で音符が記載されていた場合、「しの笛」では吹けません。
また、篠笛に合わせ歌を歌うとき、篠笛の音が高すぎ歌いにくいと言う場合が有ります。このような時に移調をして笛を吹いてみましょう。
移調とはその曲全体の音を高音に移したり、低音に移し演奏することです。
原曲の調を演奏しやすい調に移調する場合は次の理由が有ります。
原曲の調を演奏しやすい調に移調する場合
1. 篠笛の音域からはみ出た楽譜を篠笛で演奏したい場合
2. 歌や他の楽器に合わせ篠笛の音程を変えたい場合 

移調する際に心がける事
1. 原曲の旋律に一番近い音(調]を見つけ移調して、旋律が正しく出来たかを確認する。

2. 移調したら原曲と同じ旋律になったいる事を実際に笛の音を出し確認する。

3. 特に#や♭がある音に気を付けて移調をします。

 #は基本音から半音上、♭は半音下の意味
 ♭が有る場合 例: (シ♭)→「七♭」→七×と直します。

 七×は 「0」 で吹いても音程は同じですが音色が違います。
 その曲の情感に合わせ選択下さい。   0: ● ○ ●  ● ● ● ● 
                       七×: ▼ ○ ○  ○ ○ ○ ○ 

四(ファ)→五(ソ)    七(シ)→1(ド)の間は半音です。
一  二  三  四五  六  七,1

4. 移調したら早速吹いてみます。不安定で笛の演奏がしにくい音が出た時は、全ての音を1音(音程調で2度)移調します。下記半音に注意

5. 基本は篠笛の音域を意識して、原曲にもっとも近い調を見つけ、その音程差だけで上下に音程を移していくことです。

6. 度数とは 元の音を1度として3度移調の場合は 
 例 1→3へ移る(3度移調)すると言います。

参照:篠笛日本名曲集 5 唱歌童謡 歌謡編より 尾原昭夫 編著

さらに詳細に移調方法を知りたい方は詳細の記載にある下記URLをご覧ください。

笛の移調方法 下記の表の様に元の楽譜から「♭も#、共に付けずに移調」する方法や
「♭×1で移調」する方法、および「#×1で移調」で移調する方法を記載しました。
表1が元の曲に#が1個ついている場合「#×1」から#が7個付いている場合「#×7」の譜面を、表2は「♭×1」から「♭×7」個ついている場合の楽譜の移調です。

基の楽譜をみてその音符音にたいし音を移調ください。例:「2音上」や「3音下」の音で楽譜を書き直し演奏してみて下さい。移調したことにより其の曲のイメージが合うかどうかを自分で確認してみることも必要です。

「しの笛MAX」 移調の方法A

「しの笛MAX」 移調の方法B 

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